2014年01月09日

古式焙煎製法で作られる井六園の「平安京のおばん茶どす」

古式焙煎製法というお茶の製法をご存知ですか?

古式焙煎製法とは、直火釜焙り製法ともいうものです。
その名のとおり、鉄釜で新芽を直火にかけ、手で揉みつつ乾燥させていきます。
かなり手間がかかる根気のいる作業です。
熟練した職人技が求められもします。

なぜ釜で焙るのかというと、保存のためです。
釜で炒ることで茶葉の発酵を防ぎ、長期保存を可能にするのです。
これはもともと中国で始まったもので、日本に伝えられたとされます。
中国では、緑茶は釜で炒ったものが今も一般的で、
日本では「古式焙煎」と言われているのとは対照的なことです。

蒸して作られたお茶が良く知られているのですが、本来、
お茶の製法はこのように蒸し製と釜焙製が存在します。

井六園では、良質な茶葉と、熟練の技だからこそ出来る古式焙煎製法で
「平安京のおばん茶どす」などを提供しています。

平安京で親しまれた懐かしい伝統の味と香りが、
井六園によって、新しい健康飲料として現代によみがえりました。
posted by 現代の茶匠 at 00:01| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
となっていたところに、こちらのブログを発見し、読むたびほっこり幸せな気持ちになります 更新楽しみにしています
Posted by エアジョーダン at 2014年02月07日 13:45
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